夕食時に入った近所のSpa 奥からにこやかに登場した４０代の女性
一度受けたマッサージ嬢の名前を告げると 今日はいないと言う
私ではダメ？ と愛嬌一杯に聞くので 勿論いいですよと 後を付いていく
スウィーディッシュのオイルマッサージを鉱物性油でなくローションで頼むと
OK ローションでやります と言って暗がりの中 ミネラルオイルで始める
あーあ いい加減だなー っていうか 嘘じゃん
人手が足りない時には スパを手伝っている ミンダナオ北部出身の住込み
私の身上調査を洗いざらい聞き出してから 自身の身の上話をする
しゃべりながらも しっかり揉んでくれる
この手の話 聞くのは嫌いでない ウンウンと聞いていた
ミンダナオの前夫は 子供達を置いて家を出て 新しい妻と暮らしている
家族への仕送りのため スパの1室に無料で置いてもらう替わりに
スパオーナーの下働きをこなす
数年前近くのホテルに長期滞在していた日本人ヤクザを揉んでから仲良くなった
彼の部屋に行くと優しくしてくれた
その内に スパに入り浸って 女傑を監視するようになる
日本とセブを行ったり来たりする彼との関係が続いた
気前良く 欲しい物買えと言う ハンバーガー等スパの全員に買って来てくれた
あんなに世話をやいてくれた彼が 突然来なくなった
恋しくて今度は女傑が泣いた
早朝はカルボンへ買出し 午前中はキャンティーンでクッキング
午後からランドリー 夜遅くスパに帰る毎日
今日は休日で 日本人らしき私を見てアルバイト
そんな 女傑の身の上話を聞いて
未だ行ったことがないと言う ライブ バーに誘った
今度の休日の前夜 １週間後の夜と決まった 途端
「 やったー ボーイフレンドが出来たー 」
って 店中に聞こえる声で 叫ぶ
ライブ バーに誘うと ボーイフレンドか ？
この乗りが フィリピーナ
「 私は怖くないから 心配しなくてもだいじょうぶ 」
って ・・・・・・ 心配要らない女性本人が 言うかー ？
っていうか 姉さんと知って手出したら そっちの方が怖いわ
ジャズンズブルースより 1割程安い価格設定
この夜は 3組のバンドが入っていた
顔なじみのDIが女性客同伴で来ている
狭いフロアーで踊っていて接触 やあやあ と握手してからは
何も見てません という風に 不自然に目をそらす
インストラクター 暗黙の決め事かも
