朝一のビーチ散歩
慣れたサバンビーチでは 用事もなく砂浜を散歩することはないけど
初めてのモアルボアル この先はどうなっているのかとブラブラする
フィリピンでは犬もくっついて寝るのかいな
若者グループはテントがお気軽
土産物屋の店番 子守もさせられて
宿の亭主がウニを拾って来た
隣のクラブセリーナ ゲート前では 朝早くから店開き
マニラから来た3人組の中のお二人
炊事場 ガスも電気もお呼びじゃない
自炊するなら ご自由にですと
宿の女主人から アイランドホッピングを勧められた
イルカウオッチング 離れ島でシュノーケリング 鮫に触れて泳ぐ
の3時間半コース 同宿のゲスト5人と一緒なので500ペソでいいと
イルカは見慣れているし わざわざ沖の小島まで行ってシュノーケリングしなくとも
この際 参加することにした
最初のポイント イルカが数頭 ボートの周りを泳ぐだけ
早々に切り上げて はるか彼方のペスカドール島を目指す
無人島ペスカドールの海で 海亀が見られるという
ボートから海中にザブりんこ ガイドに付いてドロップ周辺を探す
ぜんぜん居ないじゃん とあきらめかけた頃 ガイドが海亀を見つけた
のんびり悠々と泳いでいる ずっと付いて泳ぐ
特に警戒もせず 逃げもしない なんだか知らないけど 癒される
透明度20mは越える珊瑚の海で 海亀と泳げただけで十分満足
そして最後は鮫と泳げると 期待して最後のポイントに向う
同宿のゲスト5人
ノリがいい
息子の船頭 話し方がなんとも穏やか
モアルボアルに戻って来た
着いた所は モアルボアルの中心 パナグサマビーチだった
岸際の海中がいわしの群れで 海草でも生えているかのように埋め尽くされている
静かに入ってみると 山のような群れ 砂丘のようなうねり
群れに進んでいくと さあっとよけられて 巨大なドーナッツホールの真ん中
ダイビング中の海中で いわしの群れに遭遇する話はあるけど
岸から数メートルの船溜まりのような場所に大群が来るとは
いわしが逃げないから いつまでも大群に囲まれていられる
中に太陽光線に白い腹が乱反射してキラリキラリと光る
サイケデリックなうねりの世界
だれだっけ 鮫と泳ぐって言ってたのは
いわしと泳ぐ の間違いだった
ホテル専用の船付き場にしては えらい手の込んだ造り
セブダンスチームマダムの所有リゾート ドルフィンハウス
この白い砂浜を廻れば 宿はもうすぐ
モアルボアルの中で 一番白さが目立っている一画
浜からほんの20mに 珊瑚がびっしり付いた ドロップがある