真夜中に犬が吼え続けて 目が覚めた
住宅街にあるホテルは 時として鶏や豚や犬の鳴き声に悩まされる
3階の部屋の窓を開けて下を覗くと 1階の窓に向かってなおも吼え続けている
部屋のくず入れに水を数リットル入れ 犬目がけてザバーッと掛けてやった
ようやく静かになった
セブに移動する日 ホテル( La Charica Inn ) 1階で朝食をすませる
3日間 ここで朝食を摂ったが 他の宿泊客とはひとりも会わなかった
オプショナルツアーの出発は朝が早いから 9時では誰も居ない訳だ
10時に空港に送ってもらうように フロントで駐車中のホテルバンを予約した
フロントは 3交代制シフトのようで いつも顔ぶれが違う
1時間後 1階フロントに降りていくと ホテル前に駐車してあったバンが無い
私は先ほどの女性がいるフロントに向かって 近づいていく
彼女 ・・・ あっ いけない という様子で
「 ちょっと そこで座って お待ちください 」
携帯で電話している ははーん 1時間前の予約を忘れたんだな と確信して
「 バンはどこにいるの? 」 と笑顔で聞く
「 今ドライバーに連絡を取っていますから お待ちください 」
「 バンはどこにいるの 空港? 」
「 買物に行ってもらっています 」
・・・・・・・ ここで 切れてはいけない
間違いはよくあること しかし ごめんなさい で済ませては 改善しない
一番効く方法は お金を払わせること
笑顔を保ったまま
「 飛行機の時間もあることだから待てない トライシクルで行くから 10ペソ頂戴 」
彼女当惑しながらも 金庫を開けて20ペソ紙幣を差し出す
隣にいた年配のフロント女性が申し訳ないと トライシクルを捕まえてくれた
「 よくあることで 私は慣れていますから 」 と言って笑顔でホテルを出た
プエルトプリンセサ空港 各航空会社カウンターが並ぶ こじんまりとしたロビー
3ヶ月前に訪れたサンタローサのあるオランゴ島が見えてきた
オランゴ島の北端 コンクリート床だけが残ったリゾート跡があった場所
マクタン島に着陸
みんなの後を付いてタクシー乗り場に向かう 空港ビルを出て階段を上がった所にタクシー乗り場があった
空港係員がタクシーに乗った乗客に 乗ったタクシーの番号をいちいち手書きして渡してくれる 運転手とのトラブルを 未然に防ぐ有効な方法だと感心する
予約してないけど 前にも泊まった フォートゥナ通り FORD’S INN に向かう
シングルルームは空きが無く ツインルームに落ち着いた
明日から 肝心の部屋探し ダバオでもパングラオでも うまい具合に部屋が見つかったけど 今回はどうかな