danceintent’s blog

定年後 元気なうちに海外生活

ダバオにて ( カリナンの歴史資料館 )

カリナン にある フィリピン日本歴史資料館 に行って見た。
 
ミンタル までジプニーで1時間以上
こんなに、車内に乗客を詰め込まれたのは 初めてだ。
途中 しょっちゅう止まり 満員になるまで発車しない。
両足をピタッと付けて 隣人との空いた隙間に おしりを入れる。
寄りかかることができなくとも、チョコンと腰掛ける。
小さな子供を連れた家族が何組もいて、道中 向かい合わせ 見飽きない。
 
ミンタルで一旦降りた
降りた所の 集落がすごかった。
何が凄いかって、土の道に トタン屋根の粗末な商店が密集している 
まるで 40年前に何度も行った台湾の田舎町 あるいは 戦後日本の 
ドヤ街に 迷い込んだ 風情なのだ。
 
水溜りのある 土むき出しの狭い路地に人が溢れ 活気がある。
こういう風景は、いずれ無くなっていくから 余計惹かれる。
この集落で、遅い昼食を取った。塩分の補給だ。
 
ミンタルは戦前 日本人が多く住んでいて、米軍が掃討戦を展開した場所だ。
探索したかったが 目的地カリナンは まだ先だ。
 
ジプニーに 再度乗り込み カリナンを目指した。
のどかな風景 ゆるやかな登り道を 各駅停車で走る。
30分ほどで カリナン に着いた。
 
車掌がトライシクルを捕まえて、資料館に連れて行くように頼んでくれた。
アイヨッ と 走り出したはいいが、ドライバーは自分が何処に行けばよいのか知らなかった。
途中、 「知っていそうだと思われる女性」 を見つけ、飛び降りて聞くと、
行き方をドライバーに言ってくれた。
 
カリナン 十字路先の、舗装されていない道を200mほど入った場所
 
 
鉄柵ゲートは閉まっていたが、ガードマンがいて開けてくれる。
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ゲートの先にある 資料館は、中庭を囲んだコンクリート造り 内部は思ったより広い。
 
受付には、若い女性が二人
 
「 あーこの 20ペソの 入館料 シニアシチズン割引 なりますか 」
 
「 シニアの方は 割り増し 頂きたいくらいです 」
 
と にこやかに返され その後 展示物の説明を一つ一つ
たどたどしい日本語でしてくれた。
 
今日来た目的は 戦前ダバオの、日本人の活躍を探ること
 
イメージ 2
「 戦前のサンペドロ通りの日本人街 」
 
イメージ 3
先日博物館で見た地図では「 柏原ホテル 」入り口は「 大阪バザー 」の隣だったが 客室は 大阪バザーの2階だったことがわかる
 
出版されたダバオ関係の書籍を見ていたら、外が うす暗くなってきた。
閉館時間が気になって聞くと、既に過ぎている とのやさしい答え。
( これもフィリピンタイムなのね、すいません、もう出るからね )
 
 
 
あっという間に暗くなった帰路は、さすがに各駅停車のジプニーは敬遠
エアコン・ワンボックスカーで戻った。ダバオまで45ペソ。
コンテナのようなボックス内は、4方向ぐるりとシートが置かれ、
1シート4人の16人が、輪になって座っている。
ジプニー同様、詰め込まれたが、ジプニーほどは しょっちゅう止まらない
何より1時間近く 排気ガスを吸わなくていいのが良い。