下総中山の法華経寺に行って見た
手前 黒門から 参堂の先に 赤門が見える
この赤門を入ると 境内への 長い道がある
境内の茶屋の先に 五重塔
娘達が小さい頃は 毎正月に参っていた鬼子母神
祈願申込み用紙に 家内安全とか身体健全とか一覧から選んで 受付で申し込む
今日は 慰霊が目的だが 一覧表に該当項目が見当たらない
欄外に戦没者慰霊 と書いて受付のお坊さんに渡した
いつものように領収書と 私の名前を書いたお札を渡してくれる その時
欄外の 戦没者慰霊 の文字を確認したお坊さんの手が止まった
「 昨日 フィリピンの激戦地より 帰国しました 戦時中亡くなられた方々の慰霊を お願いいたします 」
隣のお坊さんと 何やら話している
「ここは 祈願の受付ですので 慰霊のお申込みは 左手 祖師堂でお願いします」
同様の口上で申し出ると お待ちくださいと 奥に入って電話している
「 たらいまわしのようで申し訳ありませんが 今団体の申込みが入っていますので あちら右手奥にお堂がありますので そちらに行ってください 慰霊のこと電話で 伝えてありますから 」
境内奥のこのお堂に 今まで訪れたことはなかった
受付のお坊さんに 同様の口上
「 昨日 フィリピンの激戦地より帰国しました 戦時中亡くなられた方々の慰霊を
お願いいたします 」
また奥に入って電話している
「 回向料6千円頂きます しばらくこの場でお待ちください 」
やっと受け付けてもらえたと思ったら 胸に込み上げるものがある
堂内には 受付のお坊さんと私の他には誰も居ない 線香とローソクに火を灯して拝んでいると 袈裟を纏ったお坊さんが来てくれた
長いお経の最後に 申込み用紙に書かれた
フィリピン国 ダバオにて 戦時中 亡くなられた方々の御霊うんぬん
と唱え 供養は終わった