サンニコラス(San Nicolas)は140年前のスペイン時代の地図にも載っている地名
現在のサンニコラス教会周辺は 貧しい人たちが多い地域
教会の脇道に建っている 大型の古い民家 右300m先がフォーブスブリッジ
1階部分の 左半分土台に塗った薄いセメントが剥がれている
近づくと 内部のコーラルストーンが露出している
焼けて黒ずんでいるので セメントを塗って化粧したと思われる
化粧セメントがはがれ コーラルストーンも削れている
スペイン時代 教会の壁や 家屋1階の土台に使用された コーラルストーン
現在では製造できない 珊瑚を原料とした 頑丈で大型の石材
サンニコラス教会は 戦争で破壊され 鉄筋コンクリートで新設された
鉄筋が使えないコーラルストーンを家の土台として再利用したものと思われる
通りの左側がサンニコラス教会 1ブロック先にも 右側に古い家屋が見える
こちらも1階部分に コーラルストーンが 最下部のセメントの隙間から見える
1階中央の窓が コリント式円柱で囲まれている 以前は出入り口だったもよう
荒れるに任せた 云わば見捨てられた家
オーナーは環境の良い地域に移って行ったのでしょう