danceintent’s blog

定年後 元気なうちに海外生活

セブにて ( リロアン探訪 )

セブ市 から北へ18キロに位置する リロアン に行って見た
 
リロアンは 戦時中 陸軍船舶工兵部隊の 司令部及び 武器・弾薬・衣服を備蓄した貨物廠があった所 リロアンに関して 敗戦直前の様子をネットで調べてみると
 
船舶工兵部隊は  昭和20年1月12日から1月20日まで 9日間にわたり4回に分けて レイテ島で惨敗し逃げ場が無くなった 玉砕寸前の陸軍第一師団2700名の内 戦闘可能な 740名を  危険な海上を夜陰に乗じ  セブ島北部タボゴンへ  輸送している
 
その後 リロアンで  第一師団を中心に部隊が再編された。
昭和20年3月下旬 米軍はセブ市の南10キロ タリサイ海岸へ上陸
再編部隊は 6月下旬までは米軍正規軍と 以後敗戦まではフィリピンゲリラ部隊と戦いながら 北部タボゴンへ退却 さらにタボゴンから山中に敗走 イリアンで投降
 
戦闘記録を見ると セブ市と北部のタボゴンまでの間の地域が戦場になっていたことが分かる これではリロアンに 戦前の日本人の足跡は 残っていないでしょう
 
 
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町の中心地とも言える教会の 近くにある古い木造家屋 
1階正面の壁 全体が窓 どうやって支えているのだろう
庭には鉢植えが並んでいる 鉄製の門も 大きな窓も全て開け拡げている 
 
後で聞いたところによると フィリピンの嘗ての女優の家だと言う 
果たして元女優がこんなに自宅を開けっ広げて暮らしているのでしょうか? 
撮影した時にそれが分かっていれば 訪問したのに・・・
 
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3軒奥に 古い木造家屋を発見 
道端に椅子を出して 道端会議をしていた女性が数人 
「 何年位前の家でしょうか? 」 
「 6・70年前ですよ 」
 撮影してもいいですか 」
「 この人の家だから 本人に聞きなさい 」
道端会議の輪の中の一人の中年女性が笑っている
「 犬がいるので カメラを娘に渡して 撮ってあげるから 」
  
 
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娘さんに撮ってもらった
 
 
 
 
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リロアンの町の広場から 商店街方面
 
 
バランガイオフィスがあったので 寄って 古い木造家屋を探していると言うと
町を案内してくれた
 
 
 
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バランガイポリスに付いて行くと 川で子供たちが泳いでいる 
先はすぐ海に注いでいる 左手に嘗ての海辺の区画の街並みがあった
 
 
 
 
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水深2メートル程か 川底が透けて見える
 
 
 
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こんな奇麗な川なら 泳ぎたい
 
 
 
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1907年創業の菓子店 「 Titay's 」
 
 
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ハープの演奏を聴きながら しばらくコーヒータイム
戦時中も営業していたとしたら 日本の兵隊さんもたくさん訪れたことでしょう
 
 
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壁一面に貼ってある 創業者ファミリーの写真
店の名前の ティタイ とは 創業者の奥さんの愛称ですと
 
 
 
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創業者の娘さんでしょうか 一度見たら忘れられない写真