1905年から1915年当時 セブのメインストリートは
Calle de Magallanes ( マガリャネス通り )
当時のメインストリートを撮影した 写真の数々
どの写真を見ても 100年前の上品で洗練された 街並みが写っている
第2次世界大戦で戦場となったセブ 当時の街並みはほとんど消滅してしまった
セブに2年前に来て ポチポチと集めた 当時の古い街並み写真
写っている建物さえ残っていたなら 撮影場所を特定するのは容易い事
消滅してしまった街並み 撮影場所は特定できずにいた
何度も見返しているうちに ある日突然 場所が閃いた
1910年代当時の通りには 電柱が並んでいるが
1900年前後と思われる写真に 色付けしたものには
電柱はまだなく 左にガス灯らしきものが見える
① SINGER の建物 遠景にセブの山並みが写っている
上の2点の写真は 左右の建物の形から 同じ場所と判る
戦争で廃墟の通りと化した マガリャネス通り
真ん中の建物が ① SINGER のビルと同じだ
ここまで 気がついたが やはり場所が特定できない
② 上下白スーツにハット いなせな二人 背景の建物が
右手の建物は見えないが 左手の建物が ①と同じ
さらに 右手奥の建物は 焼け残った建物とも同じ
これら4点の写真 撮影場所が 全て同じだったとは
広場に接するマガリャネス通りの場所は 1箇所しかない
撮影地点背後は 観光名所マゼランクロスの祠がある場所
① マガリャネス通り 始発点
現代も街並みの変化は速いが 戦争を挟んだ当時も 相当速い
激動の一世紀が 通りを過ぎて行った マガリャネス通り今昔
始発点から 1ブロック先
③ ゴンザレス通りとの交差点 右側 屋根が特徴的な建物
③ ゴンザレス通り 交差点
始発点から 2ブロック先の ④ プラリデル通りの交差点
④ プラリデル通り 交差点
始発点から3ブロック先 ⑤ マナリリ通りに面した LALK’S ホテル
左手奥に リコレット教会の尖塔が見える
LALK’S HOTEL の場所も最後まで判らなかった
出発地点の写真が判り 次々と古い写真が繋がっている最中に
LALK’S ホテル が この写真の建物と同一だと 気が付いた時は
思わず声を上げてしまうほど嬉しかった
⑥ ホテルから マゼランクロス方面を撮影したもの
ここも まったく場所が判らなかったのに
正面にある 独特な屋根の建物(③地点) で確定
⑥日本人経営のNIPPON BAZAR(百貨店) 2ブロック先にも出店していた
⑥ メインストリート中央 トライシカッド
1913年印刷 の市内地図 各写真の撮影地点 ( ① ~ ⑥ )