朝起きると、快晴! アポ山の雄姿が見れると期待して、屋上へ上がった。
やはり雲に隠れている。
グーグル地図を見ると、未開発で面白そうだ。
コンドから往復8kmと踏んで、出かけてみた。
トライシクルで半島の根元まで、そこから乗換え、
「この道の、行き止まりまでやってくれ」
「ビーチに行くのか?」 「そうだ」
右手に海を見ながら、舗装が切れた先を、さらに海水浴場まで連れて行ってくれた。
この先に道は無い。砂浜沿いに行ける所まで、あわよくば半島突端一周を目論んだ。
海水に時々浸かりながら進むと、岩場で男性4人が海水浴を楽しんでいた。
さらに進むと若い男性二人がやはり泳いでいた。
んっ、脇に自転車が2台ある。
岩場の上は草原で細い道が出来ていた。
それから先は、草原の小道を辿った。
浜に下りて見た。
そこに工事現場があった。二人の工事人が海で涼んでいた。
浜辺のポスターを見ると、工事は何年かに渡って、「継続中」のようではある。が、現状は「中止」だ。
先に進み、フェンスを抜けて振り返ると、進入禁止の看板。
そこから集落に戻ってきた。
来る時は、トライシクルで走ってきたので、戻りはブラブラと景色を楽しみながら歩こう。
「フウー暑い、やはりトライシクルだ」
コンド前のタイムズビーチで降り、フィリピン初泳ぎ。
海の家で、椰子の実を注文、氷が入った小鉢と、飲んだ後、実をすくうためのスプーンが付いてきた。
平日の海の家、先客は4人一組だけ。
服装から察するに、近くの宅地開発の工事監督人か役所の監督官か。
酒を飲みながら仕事の話で盛り上がっている。
先日浜で会った、12歳の彼女は、浜で小銭をもらう方法を小さな男の子に伝授していた。
方法といっても、海の家で、飲食している人の前に行き、声を発し、体をゆする、手を出す、これだけ。
岸沿いに往復した。海底も魚もまったく見えない、生暖かいだけ。
途中、小学3年生の4人組が水際でバック転をしていた。
海中で肩を貸してやると、我もわれもと果てしなく、
空中バック転が続いた。