カリナンの日本人街へ行って見た。
1週間前に訪れた カリナンにあるフィリピン日本歴史資料館で見た
日本人街の地図が気になっていた。
写し取った地図を見ながら カリナンの戦前に思いを馳せる旅に出かけた。
この地図と グーグルの衛星写真とが合致する場所を まず探る
カリナン旧道の形と 川と交差点とが一致する場所が見つかった
交通手段は 前回の経験を生かし 安くて便利なエアコンワンボックスカー
SM前からトリル行きジプニー カリナンに上る三叉路まで乗る( 7ペソ )
ここから カリナンへは1本道 ここでワンボックスカーを拾う( 30ペソ )
地図の交差点を左にまがると 前方に橋が見える
なんだろう この懐かしさ 胸がキュンと詰る のは
日本の木造家屋らしき建物 ペンキを塗ってある 流しのギター弾きが店々を巡る
ほとんど 廃屋状態
家の前に座っていた 年配の女性に話しかけてみる
「 この家は古いですね 60年位前の家ですか 」
「 ああ もっと古いよ 」
「 日本人が建てたものですよね 」
「 ああ そうだよ 」
日本人が うろついているという話が伝わったか 一人の男性が話しかけてきた
「 私の家も 日本人が住んでいた家だよ 」
川に突き当たる道の左側に 広い敷地の日本の家らしい1軒があったが
その家に生まれた時から住んでいるという 中国系四十代の彼に 家の中を案内してもらった
分厚い一枚板で作られた階段を上がると 床がこれも厚い一枚板を敷き詰めた部屋
どの部屋も 窓が大きく造ってあり 明るい
1階 入った広間にある タイル張りの流しは まったく使われていない
部屋の内部に こじんまりとしたキッチンが別に作ってあった
この後 カリナン郊外にある 1920年に作られたダム公園に車で案内してもらった。
わが故郷カリナンに興味があるなら いつでも案内すると
日本資料館まで 送ってもらい 写真をメールで送る約束をした。
ありがとう