アンナ ナガー が ツンと澄まして 車が威張っている街 とすると
今日の散歩は 川に近い 住人が裸足で歩き回れる街
車が引っ切り無しに通るので バス通りを渡るのは大変
完全なる車社会 車のための信号しかない
出勤の人で溢れる バス停
バス通りから この裏道に入って行く
裏通り商店街
この先は 川にぶつかる 川に沿って右に折れる
別のバス通りに出た 目指すは 右手の バス通り裏
夜 この通りに 分け入って衝撃を受けた
この次は 朝に来ようと 予定していた場所
逆光なので 一旦奥まで行って 引き返しながら 撮影しよう
奥に行くにしたがって 通りの両側が 店舗から 住宅に変わっていく
家には水道が来てないのだろう 道端に井戸が点々とあり 汲みに来ている
住宅の内部 ドア越しに ベッドが見える
通り脇の部屋が寝室 というか 一間だけの家
寺院からは マイクを通した読経がガンガン聞こえる
祠前 子犬がじゃれ合っている お母さん食べ物を入れた皿を手にしている
香菜売りのおばちゃん 前方に立ち塞がって 固まってしまった
こんな よそ者 見たことねえって
裏道の裏道 にもお邪魔します 家の中で 住人が警戒している気配を感じる
朝食後の のんびりした時間が流れている
木と一体になった祠
さっきのじゃれ付いていた犬コロ
ねえ 写真なんか 撮ってるよー
ちゃんと 撮ってもらいなさい
この通りで見た女性 多くが自宅付近では 裸足だった
通りは自宅の延長 だから通りにゴミがない
えー 私も入るのー
なんと カラフルな街並みでしょうか
民族衣装が旗のように
50m 先が この道の入口の バス大通り
巨大なドブ川 黒い川
このドブ川がある限り チェンナイの保守的独自性は保たれる
先進諸国は ここを 自分達が住む街として評価しない
街には 観光客を除き 西洋人はおろか あの韓国人・中国人さえ見ない
日本の海外生産企業が労働力の安さ・人間の素朴さ・地域社会の安全性と安定性から
ここチェンナイを 海外事業展開先として 最近 的を絞って窺っている
中国がダメなら インドかあ
だけど 言われるだろうな 欧米先進諸国から
えーっ あのチェンナイに 工場進出するんですか
それは 200年遅かったですねー と