danceintent’s blog

定年後 元気なうちに海外生活

目の前にあるインド

日本で インド旅行の準備はなんにもしていなかった
急に思い立った 今回3週間のインド行き
 
チェンナイ空港 ( CHENNAI ) に着いたら 
入国審査の前に ヴィザを取らなくてはいけない
 
申請手続きは ・・・・ 時間がかかりそう 
申請用紙に記入して 顔写真と申請料金を渡さなければいけない
座席は最後尾なので ヴィザ申請者が他にいたら 最後尾の申請者となる
何時間かかることやら
 
格安航空のエアーアジアの到着時刻は 安いだけに 夜10時と遅い時間帯
幸いなことに 機内を見渡すと 外国人はほんの僅か 9割以上はインド人
 
申請事務所に着くと インド人の顔をした男子高校生が唯一の先客だった
アメリカ系インド人で今回親戚を訪問する目的のようだ
電話で親戚と連絡を取っている
ヴィザの申請者は彼と私だけだった 同時進行で申請受付をしてくれた
 
最初に聞かれたのが 「  3000ルピー 持っていますか? 」
 
「 申請料金は 3000ルピー または 米ドルで60ドル ですよね 」
 
「 いえいえ インドルピーでしか 申請できませんよ ですから聞いたのです 」
 
両替してもらおうと 用意した60ドルを出すと 
60ドルでは 3000ルピーに両替するのに 不足だと言う
10,000円を出すと 若い係官が空港内の銀行で両替してきてくれる
 
翌日市中の両替商で 3000ルピーは 4650円
ここでは 円に換算すると 5660円 かかっていた
 
申請用紙には 両親の名前をかく蘭がある 何で必要なの?
30分ほどでパスポートにヴィザのスタンプが押された
インドには予め許された者しか来ることは出来ない と何かで見た覚えがある
それだけに スタンプが押された瞬間は なんか嬉しかった
 
入国審査窓口は 乗客全員通り過ぎたあとで 係官がおしゃべりをしていた
取ったばかりの Tourist Visa on arrival を見て ノーチェックで通してくれた
 
予約したホテルは 足の便を考え 駅の近く
空港から駅までは 500m 途中タクシーの呼び込みが付きまとう
暗い 舗装もされていない道 暗がりに褐色のインド人 目玉だけが白く見える
 
「 トレインは もう動いていないよ 」  
 
おっ 来ましたね 常套文句
駅に着くと  ・・・・・  ほんとに明かりが消えて 人がいなかった
 
ホテルがあるコーダムバッカム駅 ( KODAMBAKKAM ) に行くバスはない 
何人かに聞いても ・・・・ 同じ返事
何度もしつこく聞くと ついに 道路の反対側に行け Over there と手で払う
 
止まったバスに駅名を叫ぶと 何台目かで 乗れと手招きされた
バスは30分以上走り 
「 ここで降りて Over there のバスに乗れ 」 と 降ろされた
Over there じゃわからないよなあ ・・・・・ 
 
近くにいた3輪タクシー2台に ホテルのアドレスを書いた紙を見せる
1人が場所を知っていた ・・・・  これでホテルに行ける
ここから近いと思ったら えらい遠かった 
 
夜中過ぎにチェックイン 部屋で Wifi が繫がらない
ランケーブルを持って来てもらって 接続できた スピードは相当遅い
 
翌朝 まだ暗いうちから ヒンドゥー謡曲で目が覚めた 
なんなのこれは フィリピンと良い勝負じゃない
明け方近くまで と 明け方以前より の違いだけ
 
なんなの ここの気温は セブより低い セブでは何も掛けずに寝ているが
こちらは明け方 寒くて目が覚める 毛布を掛けて もう一眠り 
 
バイキングスタイル朝食の前に 通りに出ると
女性は全員が民族衣装 男性は膝上の巻きスカート
別世界に1人立ちつくしている自分がいる 
あっけに取られて 写真も撮るのを 忘れるほど
そのうち 別世界に立っている喜びが じわーっ と込み上げて来る
 
今日 改めて ホテル前で撮影して アップ
名所旧跡の観光より 普通の通りを歩く方が よっぽど面白い
 
 
イメージ 1
スマートヘヴン ホテル正面 一泊 4000円 
 
 
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ホテル目の前の屋台  折りたたんで 2重にしている巻きスカート
 
 
イメージ 3
屋台のおやじの この堂々振りはどうです
 
 
 
イメージ 4
先頭は母親でしょうか 勝手に写真なんか撮って とかブツブツ言ってますが
 
 
イメージ 5
後で 市の中心部にも行って見たけど このように はだしで歩道を歩く男性 
・・・ いましたね 
 
 
 
イメージ 6
満席になるまでの客待ちではありません 椅子代わりにしているだけ
 
ホテルの前 10分足らずの時間   パチリパチリやっていると
 
 
登場しました ・・・・ 別嬪さんが 
 
イメージ 7
おう そこの外国人 しっかりインド美人も 撮っておけよ 
 
と言われたような 気配が ・・・・
はははー  気のせいでしょうか
  
 
 
今回のカルチャーショック 例えば 外国人が日本の地方空港に夜中に着き
翌朝 ホテル前の通りを歩く 女性全員と 男性の半数が 着物姿だったら ・・・
似たような ショック感覚を覚えると思う
 
外国人が出席する正式な席での 日本女性の和服姿のように
今まで目にしてきたインド女性(国外で仕事をしているインド人の妻や観光客など) の民族衣装姿は 上流階級の女性が 民族の独自性をアピールして着ている と
そして 洋服を買えない 貧しい人々は 昔からの薄手の衣装 と 思っていた 
 
インドのテレビ番組やドラマ 映画に出てくる女性は 西洋スタイルも多いのに
頑なに 民族衣装を身にまとっている チェンナイ女性の気持ちや 如何に
 
女性の洋装に対して はしたないとか お転婆娘とかの 
ヒンドゥーの厳しいコンセンサスか    あるいは 
一目で解る カースト制度の体制維持の目的が 背景にあるとしか考えられない