danceintent’s blog

定年後 元気なうちに海外生活

チェンナイで 家探し

チェンナイ滞在 最初の2泊はアゴダでネット予約した Smart Heaven Hotel
ネットで見た間取りは リビングキッチン付きの2部屋と思っていた が
実際のリビングキッチンは 3世帯共同使用だった
 
階段を上がった左右に 大きさも作りも同じ リビングキッチンがあり 
そのキッチンを囲むように 部屋のドアが3つある という配置
各階の中央階段左右に3世帯ずつ 計6世帯 3階建 合計16世帯のプチホテル
客が少なかったので 1人でキッチンを独占していたが やはり落ち着けない
 
3日目に 駅に近くて より安いホテルを見つけ 移動した
4階建 ナイアガラという名のホテルに4泊した
 
このまま居るのなら ホテル暮らしより コンドミニアムを探した方が得策
というか 毎朝配られる地元紙の不動産広告ページに 週単位利用可のアパートメントを偶然見つけ あたって見ることにした
 
今回 不動産屋と会えなかったり 良い物件が見つからなかった時は 
数日後に 南に向けて旅立つことにして 
まずは 広告主の相手と いかに会うかが 大きな問題
 
こちらの英語は なんとも聞き取り難い ましてや電話ではなおさら
先方との連絡に必要と思われる 4項目を書き出し 部屋から電話した
余分なことは言わず 相手が知りたいだろう 最低限の単語を 繰り返せばいい
あとは 会ってから 話せば お互い理解し合える
 
1 今朝の新聞で見た ・・・・ ( 電話した目的を伝えるため )
2 62歳 の 日本人 ・・・・ ( 上客と思ってもらうため )
3 3週間 滞在できる 物件があるかどうか ( イエス or ノウ で確認 )
4 滞在ホテルの 名前と部屋番号と電話番号 ( 以降 接触してもらうため ) 
 
「 ナイアガラ ホテルなら知っている あとで こちらから電話する 」 で切れた
1時間半 待っても ・・・・ 部屋の電話は鳴らない
 
賃貸の3行広告は 3ページに渡って 物件掲載されていても 
生活用品・家具一式付 ( フル ファーニッシュ ) の物件は 数件しかない
 
電話を待っている間に 他の2社にも 当たってみる 
短期は扱っていない ・ 3週間30000ルピーの高額物件 と 望みが無い
 
もう一度 週単位可の不動産に電話すると 
「 1日1000~1500ルピーの物件がいくつかある 5時過ぎてから 事務所に来てくれ 」 という   地名や場所を言ってくれるのだが さっぱり聞き取れない
 
「 チェンナイに着たばかりで地理不案内 そちらの場所に行くことが出来ない ホテルに来てもらえないか 」
 
「 事務所は ホテルから5キロ離れた アンナガール にあるから 近くに着たら電話するように 迎えに行くから 」 
 
ホテルまで迎えに来て呉れそうな様子は まるで無い
しょうがない 5時までには たっぷり3時間ある 
会社があるアンナガールとやらを 地図片手に 探訪してみよう
 
 
イメージ 1
駅前で大きなフライパンで料理している店で
 
 
 
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チキンヌードルとやらで 腹ごしらえを   とても全部は食べ切れない 
 
 
 
イメージ 3
食後は 甘いチャイを 向かいの店で飲む  いざ出陣
 
一駅目の ヌガムバッカム で降り 歩いて大通りに
数人乗せられるように改造した 乗り合いリキシャ に まず乗り込む
乗客に聞くと このリキシャ アンナガールに 行くという
大通りは どこも渋滞が半端でない これでは相手も 来ない訳だ 
地図で確認しながら 適当な場所で停めてもらい 歩き始めた 
 
電話の中で地名が出た 公園に着いた 
公衆電話を見つけるのに 日本同様 苦労する 
大通りから少し入った 道端の雑貨店から電話をかけた 
現在位置の説明を 店の人に替わってもらい 伝えると ・・・・ 
1ブロック先の 大通り向かい側の 病院に移動して 
病院に着いたら また電話するように ですと 
まったく 客を何と心得る インドの不動産屋って こんなのかい
 
その病院は さっき覗いたけど 電話がないので ここまで来たのに
店の人に聞くと 電話があるから と言う 来た道を 引き返した 
病院には無いが 確かに通りを入った路地の雑貨店に 電話があった
電話すると 病院の前で待て 行くから
 
10分程 待って ようやく現れました 顔中 白ひげのおじさん
なんと 裸足だよ はだし ・・・・・・ 
怪しいなあ これはー  いくらなんでも ビジネスマンじゃあないよ
 
「 今から物件に案内するけど リキシャでは100ルピーと高い
乗り合いなら 10ルピー 乗り合いで行くけど OKか? 」
 
ここまで2時間かけて 来たんだ どんな物件か見ずには 帰れない
新聞広告まで出して 客を誘きだし 強盗するようには見えない
というか このおじさん 泥臭さ過ぎ
 
「 それで あなたは なんで裸足なの? 」
 
「 私はヒンドゥーで 寺院に入るときに はだしだから 」 と 訳が判らない
 
停まった 乗り合いリキシャの座席は満席  後ろのドアを開け
プラスチックの丸イスがある 最後尾座席に 二人で入る
 
 
イメージ 4
最後尾座席から見てると 3頭の白馬に乗った人が 車に混じって走っている
 
街の中心部からは 反対方向に向かっている
携帯でなにやら話している 
もうじき 日が暮れる 
 
リキシャに乗っているこの時が 一番緊張した
向かった先に仲間がいて 銃でも突きつけられた日には 万事窮すだな 
 
大通でリキシャを降り 住宅地区の道を歩いて 
とある3階建てアパートに着いた
大家らしき人物と話している彼を見て 
やっと 安心した 
彼は間違いなく 不動産屋だ
 
見せられた物件は 同敷地内発電機の低音と振動で 住めるようなものではない
なぜか彼のバイクがそこに置いてあり そのバイクに乗って 次の物件に行った
この物件は 1階で窓の見晴らしが無い ベランダも無い その場で断った
 
ようやく彼と 打ち解ける雰囲気になったところで
 
イメージ 5
裸足の写真を撮らせてもらった
 
3件目に向かった 大通りは やはり大渋滞 
排気ガスをまともに受けるのが分かっているので 
ランニングシャツを折りたたんで口に巻いた
 
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道路脇に停車して 上司と電話している 裸足が写っていないけど 
 
無灯火の整備していないバイクといい どういう神経の持ち主だろうか 
すべてはあるがままに を実践しているのかもしれない 
 
3件目で ようやく 住めそうな物件に 案内してくれた
LKのゆったりした間取り ベランダから 通りの緑も見える
劣悪な2件を見せてから 普通の物件を見せれば より良く見せられる ってか
 
その場で 即決し 明日全額支払うことになった
今日撮った自分の写真2枚 プリントして欲しいと言うので 
 
「 OK 明日 裸足の訳を もう一度聞くから よろしく 」 と言って別れた
 
乗り合いリキシャと列車を乗り継ぎ コーダムバッカムに戻った
 
 
イメージ 7
駅前で 丸お焼き ブリ ( POORY ) を二人前 平らげてから
フォトプリント店で 彼にあげる写真をプリントし ホテルへ帰還 
 
前日フロントに 1週間滞在なら 部屋代の割引があるかどうか聞くと
あとで支配人に聞いておく と言う
今日出かける時に 同じフロントに 答えはどうだったか聞くと 
隣の部屋にいる支配人に 聞きに行った ・・・・ これがインドスタイルか
戻ってきて 税引き前の部屋代を5%割り引く との返事
 
ホテルへ戻ると フロントが 規則なので 部屋代の途中支払をしてくれと言う
 
「 明日チェックアウトすることにしたから 明日全額払いたい 」
 
支配人が出てきて 
「 1週間以上滞在なら話は別だ 向こうはいくらだ こちらは 10%割引くが どうか 」
 
「 もう約束してきたから 」
 
「 まだ 金は払ってないのだろう なにも問題ない ここなら朝食が付いているし 」
 
人との約束をなんとも思わない えげつないマネージャーだ
 
「 考えてみるよ 」 で 話を終え 
 
部屋に戻ろうとすると
先ほどのフロントが 明日ではダメだ 今払えと強硬な態度
そうすれば 明日は支払うことなくチェックアウトできる と言うので 
それならと 払った
 
これで さっぱりと アパートに移動できる
ここは ロケーションは最高 朝食も旨い 
けれど ・・・・ ホテルの周りが騒々しい
ベッドは 柔らか過ぎだし 
刺されはしなかったが 南京虫もベッドで一匹見た
 
明日からは アンナナガール でのアパートメント暮し