大家さんの従姉妹の アイアイ 毎朝
8時きっかりに来る
床掃除の仕上げは モップダンス
キッチンテーブルでパソコンを見ていても
これが始まると 注目してしまう
モップダンスは 正面ベランダが最後
「 ねえ アイアイ ブログで君のこと 写真付きで載せても いい? 」
「 OK 」
恥ずかしがりやと言うか 人見知りと言うか 自分からは 一言も話さない 聞くと短く答えるだけ
村の高校を2年前に卒業した18歳の長女 兄が三人 6歳の妹一人の 7人家族
家は漁業と とうもろこし栽培の農家 一つ年上の恋人がいる
先日 家にお邪魔して 一応家族に挨拶をしてきた
このタイルの床 滑るから気をつけないと
トイレも濡れていたりすると 怖くて
一歩一歩 恐る恐る 歩く感じ
家中 タイル張りの風呂場みたいなものだ
「 ブログに載せる 写真撮るから そこで止まって 」
「 暗いから そこに出て撮るから 待っててよー 」
デジカメ片手に アイアイの顔を見ながら ベランダに出た
出て 右に行こうとして 足が滑って ズデーンと転んだ
無意識のうちにデジカメを落とさないように 腕を上げて
頭を打たないように 首を持ち上げて 転んでいた
高校の体育の授業で 受身をさんざん練習させられた おかげで
助かったかな
「 ねっ こうやって 転んで怪我するのよ ・・・・ 」
と 平静を装ってみても
もう ばつが悪くって これ以上 写真撮る気も失せた
今日は 停泊している ボートのまだずっと先 岸から
200mは 離れている ドロップオフまで 行って見た
アロナビーチのドロップオフは落差が25メートル 微かに海底が見える
ここは ・・・ まったく見えない
ゾッとして 引き返してきた
水深5mの海底には 高さ・幅4m位の珊瑚の塊が点在している
いろんな種類の珊瑚が1ブロックとなって 熱帯魚が集まって来る
この珊瑚の岩を目印として 岩から岩へ泳いで渡る 珊瑚岩ホッピング
2時間ほど 泳ぐと 引き潮が始まっていた
手のひらが砂に触れるか触れないかの水深で泳ぐと 海底の波紋が
まるで 砂漠の連なった砂丘の上を 鷲になって飛んでいるかのように見える
少し離れた海岸に フィリピン版 「海の家」 がある
陸から入場すると 一人25ペソ払うか 十数人は座れる 屋根・テーブル付き小屋を1日350ペソで借りるかの どちらかを選ぶ
食料・飲み物 持込の家族連れで 20軒はある小屋が満員状態だった
ポークチョップ・チキンのバーベキュウで 早い夕食を摂って
戻ってみると引き潮で 白い海底が出ていた
パングラオ島のジプニーは いつ見ても超満員で走っている
車内は 斜め座りで 詰めさせられている
ダバオでは 毎日ジプニー乗ってたけど・・・・ ここのは 乗りたくない
夕日を眺めに パングラオ町 唯一の船着場
船着場には バンカーしか泊まっていない
マイバンカーでショッピングを済ませたカップルが 帰って行く