ガイサノモール内のユーロカフェ。ここの菓子パンは生地が日本のよりゴワゴワして食べ応えがある。普通のフィリピンのより甘くないのが良い。コーヒーも他よりはいける。無料WIFIもあって、皆さん長居している。
昨日、SMマートから乗ったジプニーは、希望とはえらく離れた場所に着いてしまった。乗客が全て降りてから、ホテル迄送ってくれた。チップは頑として受け取らない。
ホテルへ送ってもらう途中、レンタルバイクショップを知らないか聞くと、
「貸してくれるかも知れない友人を明日紹介する」 と言う。
当日、ホテルに友人がバイクで来るのかと思って待っていた。
そうではなかった。
妹をジプニーの助手席に乗せて、ホテル前に来てくれた。
「バイクを持っている友人を紹介するから、自宅まで来てくれないか?」 ・・・????
先の展開が読めないけど、乗りかかった船だ、行きましょう。
助手席の妹さんの隣に乗り込む。
途中で
小学校の先生という妹さんは用事があるとかで、ジプニーから降りてしまった。
ジプニーは街を離れて、どんどん郊外へ向かって行く。
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『 旅は慣れた頃が危ない 』
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フレーズが、頭をよぎる。
細い道を入り込んだ古い住宅街に、彼の家があった。
生まれた時から住んでいて、近所はみんな知り合い状態。
自宅の駐車場にジプニーを入れて鉄製の門を閉めた。
真ん中の女性が、向かいに住む、バイクのオーナーです。
パパの友達が家に来たと、長女が末の妹を抱いて飛んできた。
彼のファミリー。他に息子が二人の6人家族。
二階は寝室が二部屋。部屋のインターネットもオンライン中だった。
ダバオのジプニー運転手って、そんなに収入があるの?
父親に協力してもらって、ジプニーを買って、この道20年。
個人タクシーならぬ、個人ジプニーだからこその生活でした。
夫がオランダ人という、向かいの家のバイクは、陸運局のステッカーが昨年のままで更新に行っていないので、走れないことがわかった。
「叔母さんがバイクを持っているので、行ってみよう」 と言う。
「突然行くより、電話した方がいいんじゃない」 と言っても
「いいや、別にだいじょうぶだよ」
そーう、今度は何処へ連れて行ってくれるのかと、付いて行った。
トライシクルとジプニーを乗り継いで、ダバオの下町のおばさんの家に到着。
年配のおばさん、お宅のバイク貸してくれと突然現れた日本人に
警戒モードいっぱい。
「貸したはいいがミンドロ島あたりへ持っていかれたら、成すすべもない」
と、きっぱり断わられた。
彼「これから、あなたがレンタル見つけられなかったら、言ってくれれば探すから」
いやーこれ以上、彼に迷惑かけられません。ありがとう。
夕食のあと、街を歩いていてライブの音に引かれて、入ったばか広いレストラン。
男性も女性ボーカルも、うううまい。
入場料30ペソ。
普通ライブレストランは入場料取らないから、ここは上手いのが出るわけね。
んーん サバンを思い出す